【#1】vantnerを借りて山へ行く ~FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳~
冒険の始まりは音楽から
今、vantnerを走らせている。
車で流れているのは、エレクトリック・ライト・オーケストラのMr. Blue Sky。
映画「Gurdians of the Galaxy」の影響だが、これを聴くと冒険心が湧き立つ。
vantnerだと行き先を明確に決めずに冒険へ向かうことができる。
エンジンをかけて、走りながら向かう先を考えるのが今回の僕たちのスタイルだ。
道中で彼女と朝マックを食べながら、どこへ行くか話していた。
今回の旅のゴールとしてはFOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳というキャンプ場を目指すことになった。
目的地が決まるとさらにワクワクが止まらなくなってくる。道中でどんな出会いが待っているのだろうか。
まだどこへも着いていないのに、次はこれに乗ってどこへ行こうかという話題で盛り上がっていた。
車内の音楽と会話のボリュームも自然と上がっていった。
今日の夜ご飯を求めて道の駅へ
しばらく車を走らせて、僕たちは山梨県北杜市小淵沢までやってきた。
会話も盛り上がり、気づいたらサービスエリアも通り越していたのでお腹はぺこぺこ。
高速を降りてすぐに道の駅があったので、今日の夜ご飯も含めて買い出しをすることにした。
道の駅にはキャンピングカーがちらほら停まっている。みんなどこから来たのだろうか。
そうやって周りを見渡していると、何やら不思議な形をした建物が目に飛び込んできた。
近付いてみると、ずっと気になっていたUCHU BREWINGの店舗だった。
このまま角打ちで飲んでいきたいところだが、運転もあるのでグッと堪えてお土産用に缶を購入。後に楽しみがあると考えると、それはそれでテンションが上がる。
ビールを買って満足しているとさらに誘惑が目の前にあった。
「延命の湯」と建物には書かれている。どう見ても温泉だった。
ビールと温泉と山。
これ以上ない組み合わせだねと話しながら、今ではなく帰りに寄っていこうと決めた。
夜ご飯を買いに来たはずなのに、そんな環境に満足してしまい買ったのは地元のパン屋さんのお惣菜パンだけ。
それを食べながら次の目的地に向かうことにした。
3. 林間を走り抜けた先にあるFOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳へ
道の駅を出ると、アカマツの木が立派に立ち並ぶ林間道が僕たちを待っていた。
気付けば日も少し暮れ始め、空は赤みが増していた。
vantnerの窓を開けて風を感じながら車を走らせて数分。
たどり着いたのはFOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳。
今回の冒険の目的地である。
ずっと気になっていたキャンプ場へvantnerと一緒にやってきた。
キャンプサイトに車も乗り込めるし、設備も最高で有名。
ワーケーションラウンジも併設されていて、働きながらアウトドアも楽しめる。
ぎっしりと敷かれたウッドチップが足腰に心地良い。このまま寝転がりたい気分だ。
夜ご飯を買わずにきてしまったが、ここはカフェも併設されているので食事をすることができるそう。
なぜかわからないが、ジャンバラヤを食べたい気分だったので着いてすぐ食べることに。
お皿やカトラリーはベアボーンズで出てきて、室内だけど気分はアウトドアだ。
テラス席もあるから、外でも良かったねと話しながら一口目。
美味しすぎる。
お腹も空いていたので食べていたのは5分くらいかもしれない。
他のメニューを食べている人たちを横目に僕たちはvantnerに戻っていった。
自分たちの基地をセット!
今日の僕たちの基地は林間サイトに停めたvantner。
何も考えずに車を走らせていたので、しっかりしたキャンプ道具は持ってきていない。
だけど、vantnerを借りるときに実はシュラフと焚き火台だけはレンタルしていた。
幡ヶ谷にあるアウトドアギアショップnicetime mountain galleryが監修を務めたギアをレンタルできると聞いてしまったので、つい手が出てしまったが借りてきて良かった。
キャンプは設営が少し大変な印象もあるが、vantnerだと一瞬で終わる。
後ろのシートを動かしてベッドメイキング。ものの数分で設営完了。
あとはゆっくり時間を過ごすだけだ。
焚き火をして、車の中の冷蔵庫で冷やしてきたワインを飲みながらふかふかの地面に座る。
気持ちよくなって、そのまま横たわると満天の星空が待っていた。
木々は風で少し揺られている。
そのまま目を閉じてみると、風を音で感じられる。焚き火のパチパチと火花が散る音。
勢いで飛び出してきたけど、最高の時間をゆっくり過ごすことができた。
また最高な1日を過ごしてしまった。
僕たちのスタイル
朝日の柔らかい光と鳥の囀りで目を覚ます。
目覚ましをかけなくても、自然と体が起きるのはなんでだろうとずっと考えているが答えは出ない。
vantnerのドアを全開にして空気の入れ替えをしながら、コーヒーを淹れ始めた。
やはり外の空気を吸いながら飲むコーヒーは格別だ。
朝ご飯は昨日の残りのお惣菜パンを。
完璧ではないところが僕たちのスタイルだし、自然の中で完璧を求める必要はないと思っている。
自分たちが好きな過ごし方をすることや感覚的な気持ちを大切にすることをvantnerに乗って改めて感じることができた。
そんなこんなでチェックアウトの時間に。
そのまま帰ろうとしていると、アウトドアサウナがあるよとスタッフの方に声を掛けられた。
気付けば僕たちはサウナの中にいる。
気持ち良すぎて、もう1泊したくなってしまう。
帰りはサービスエリアにvantnerを停めて休憩しようと話しながら、水風呂に飛び込んだ。
vantnerを返しに行く
2日間の相棒と彼女と話しながら、道中に見えた富士山を横目に三鷹まで帰ってくると、そこには送り出してくれたスタッフの方が待ってくれていた。
どんな冒険をしてきたのかをお店のカウンターで話し込んだ。
今までのレンタカーショップと違って、ゆっくり過ごしたくなる感じがまた心地良い。
次はどんな冒険へ行こうか。
帰りの電車に揺られながら、彼女と夢の話をしている。
vantnerに乗ると新しい景色を求めて飛び出したくなる。
これからも僕たちはゴールのない冒険を進み続ける。
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